毎度ですが、画像で振り返る「四川反省会」
at MOS BURGER
速報として?ひとつ前の記事に上げた通り、今回の四川アタックは、PBに5秒及ばず。残念ながら目標達成には至らなかった。体重も順調に落ちて来てるのに、あとちょっとの壁がなかなか突き崩せない。
ただ、体重は落ちているものの、その分持久力は落ちてるかもな〜という感覚もあった。今回の結果をベストの時と比べてみたところ、悲しいかな、その感覚が間違っていないこともわかった。一方で体重減のメリットの部分も。減量によるメリットとのトレードオフによる耐久力の低下。そのバランスをどう取っていけばいいのかが、今後の課題になりそうだ。
ということで、データを見ていきたい。
上図の黒線が今回。ピンク線がベスト時のもので、それらの比較を大きく以下のように分けて見ていく。上写真の番号と対応。
①まで:前半部(上り返しの右カーブあたり)
①〜②:展望台後の折り返しの後の見晴らしのいいところまで
②〜③:③=ゴール
ちなみにどの区間でもケイデンスの傾向は大きく変わらず。また、平均心拍数、最大心拍数の傾向もそう変わらない。純粋に体重の差が大きな違いとしてある感じに注目。風はわからん。
【まず①まで】
走行中、ガーミンを見てて、ここまでの前半部分で少し先行しているのはわかっていた。実際のところ5秒先行。なので「今回も」明らかなオーバーペースだったんだな、とデータを見るまでは感じていた。前回の記事でもそう書いた。しかし驚いたことに、ここまでの平均出力はほぼ同値。むしろベストの時の方がちょっとだけ高かった。にもかかわらず、ここまでで5秒先行している。出力値的には同程度にもかかわらず、である。これは風のせいか? とも思ったが、ベスト時も今回も、風が吹き荒れてたという印象はなく、走りにくいという印象はなかった。はっきりわかる違いといえば「体重」。ベスト時から約4kg落ちている。そのおかげでほぼ同出力(平均)でも5秒上回った前半だったのだろう。
しかしその後は見ての通り5秒差はすぐにひっくり返って遅れはじめる。耐久力の低下のおかげか?。また、その傾向はすでに①までの前半部分でも出はじめていたのだろう。スタートから2kn地点あたりでは最大10秒程度先行できていたのがその後徐々に詰まっていっての5秒先行である。疲れてきちゃっんだな。
【①〜②】
ここでタイム差を失い、完全に遅れてしまう。5秒先行をひっくり返され、12秒遅れることに。区間の平均出力の差26W。もちろんベスト時の方が高い。この出力差は体重ではカバーできないらしい(涙)。
【②〜③】
この区間では7秒ほど取り戻している。出力差は10W。なんとベスト時の方が高くてである。減量が生きた区間で、10Wの差なら今の方に分があるということだ。
もちろん斜度とか風、ペースの上が下げの影響もあるので数値通りには行かない時の方が多いだろうが。
そういう点でいえば、ベスト時と今回のトータルの平均出力は12W差。今回の方が速くてもいい感じだが、5秒遅れ(涙)。
【課題】
前回の記事では、「前半飛ばしすぎた」という書き方をしていたが、出力値的にはそうでもなかったようだ。むしろ気持ち低め。やはり同じ程度の値で前半維持した時の持久力が落ちてるということか。ベストの時にはその後にまだ余力が残っていたということでもある。一方で、減量の効果を見られる部分もあるにはあった。また、区間のパワー・ウェイト・レシオは今回の方が高かった。
そう考えると、今後の課題が明らかになる。
短期的、長期的な視点で考えてみる。
【短期】
年内に目標達成することを考えれば(ホントならすでに達成してる予定だったんだけど(涙))、とにかくパワー・マネジメントしかない。減量の効果を発揮できるようなペース配分を見つけなくてはならないだろう。
ヒントは前半の先行した部分と、②〜ゴールまでの差が縮まった部分。
【長期】
長期的には、減った体重(あと2kgほどは絞りたい)に適応しながら耐久力を戻すこと。その上でさらに体重減の効果を発揮できるパワー・マネジメントを心がける。
今回のアタックで結果につながらなかったことは残念だったが、いい比較データが取れたと思う。今後に生かしていきたいものである。