先の日曜日、それまでに雨で流れに流れていた町内の草刈りが行われた。時間的には7時半から9時過ぎまでのほんの1時間半チョイ。しかし、自転車乗りにとってこの時間帯を奪われるのはチョット痛い。ホントはこの日スキー関連の集まりもあったのだが、町内草刈りをスッポカスわけにもいかず、草刈りに私、どうしてもスキー関連の集まりに行かなければならないアイカタさんがそちらへ、というように役割分担をした。草刈りの後はムスメさんとお付き合いしなくてはならないかな、と思っていたところ、姪っ子が来るということになり、草刈り後はフリーになるということが決定したのは前日。
その前からジャイアントさんから誘われていた帝釈峡ライドがあったな、と思い出し、時間差での出発で合流できるか聞いてみたところ、「OK」をもらったので、そちらに参加させてもらうことになった。
今回のライドは、私を含めて11名。
私以外は、ちゅう吉に9時に集合。その後新市〜金丸を抜けて帝釈峡まで上っていくルートで計画されていた。紅葉のシーズン真っ只中といっていい頃合い。車が多くなるであろうR182を避けてのことだった。
私が草刈りを終え、準備を済ませて出発したのが10時。準備完了時に連絡を取ることにしていたので、このタイミングで連絡を入れると、ちょうど新市のあたりを北上中とのことだった。時間にして45分遅れくらいのタイミング。目的地は帝釈峡のカフェなので、そこまでで追いつけなくても最終的には帝釈峡で合流できればいいや、という感じでペースを保つことを心がけて出発した。
ただし、道を間違えないというのが大前提。この上りのルート、前半部分は何度か走ったことはあるが、後半は全く知らない道。なので、前日、ジャイアントさんからルートを聞き出し、ガーミンで地図を表示できるように設定しておいた。ここで活躍を期待されるのが、1000J。しかし、前回家族ライドでアイカタさんに使ってもらってから、現在行方不明中。ということで、急遽520の方に地図(OSM)をインストールして、コネクトでコースを作成して転送することにした。
それを実走行で使ってのライドとなったのだが、これはかなり使えた。
今回のルートはほとんどが山道。スマホの電波も届かないところも多く、スマホでの地図確認はあてにしにくい状況だった。実際、ジャイアントさんたちのグループはスマホの電波が途絶えていたのが原因で、コースミスしてしまい、結果的に目的地に着くのは私の方が早かった、ということも起こった。
ということで、結果的に帝釈峡までは完全にソロ・ライドとなった。チョット寂しい気もしたが、それ以上に案外、いや、かなり楽しかった。しかも、家を出発してから帝釈峡に到着するまでの間、脚をついたのは街中を抜ける時の信号待ち2回と、その日の補給品購入でのコンビニストップ1回だけだった。新市を抜けてからは一度も脚をついていない。
まあ、それだけペースを最初の決心通りほどほどに保つことができたおかげなのだが、今回はEdge520に表示させた地図のおかげというのも大きかった。ルート確認のために止まる必要が全くなかったのだから。スマホと違ってGPS信号を確実に捉えてくれてて、周囲の状況もかなりわかりやすかったのである。
さて、ライドの方はというと、とにかく一定ペースで進んだ。出力にして、150Wから220Wの範囲、ケイデンスも80rpm〜95rpmを保ち続けた。どこまでも走っていける気がした。天気も良く、景色もキレイ。そして、少し肌寒いくらいな気温もいい。上りで汗をかき、平地でカラダが少し冷えてくるので、ジャージとベストのジッパーの開け閉めで対応した。地図もしっかりしているという安心感もあり、ひとりで見知らぬ場所を走っているという状況に気分も高揚した。
そして、今回は連絡用にBONXを持っていっていたが、やっぱり山の中では使えなかった。使えるようになったのは目的地まで約10kmくらいのところまで来たあたり。ジャイアントさんたちのグループと連絡を取ってみたところ、先ほどの通り、コースをミスしてしまい、私よりも30分弱後ろにいるとのことだった。ということで、目的地までソロライドが決定したあとは、先に行ってお店の予約をすることにした。
最高地点を後にしていたため最後の数キロは下り基調で、気持ちよく踏んで速度を楽しむことができた。目的地まで近くなると車が増えてくる。そして、渋滞。それをかわして、目的地に到着したが、どうも車は駐車場に停めるのだけに数十分かかっている様子だった。
お店の予約を済ませて待っている間に、ようかんを補給。ドリンクはここまでに三口くらいしか口にしていなかった。それも意識的に水分取らなきゃ、と思って取った分だけ。なかなか燃費がいいw。
せっかくキレイな景色が目の前にあるので、と写真を数枚。
そうこうしているうちに、ジャイアントさんの一団が到着した。これで11名勢ぞろい。いや、はじめから向こうはほぼみんなそろっていて、私だけが別行動なだけだったのだが。
そろった後は、昼食。
みんな大盛にしたり、複数注文したりと空腹を満たそうとしているようだったが、私はダイエット中。カレーセットの普通盛をいただいた。感覚的にはこれでも多いくらい。食べることはできるが、カロリーオーバーにならないようにという恐怖感が勝った。ほとんど病的か?
しばし休憩をしてからは、11名で帰路に着いた。帰り道はR182を南下のルート。
東城までは下り基調が続き、その後も油木まではやや下り基調の平坦。しかもトレインの中程あたりツをキイチでしばらく走れたのでなかなか快適だった。コンビニで休憩後は、先頭から二番目。それでも少々下り気味の平坦だったので楽チン楽チン。その状態で10数分走ったところで先頭交代し、先頭に立った。その状態で15分程度走行。早めに先頭を交代してもらってもよかったが、ソコソコのペースでどれくらい上りが登れるのか、減量の効果を確かめたかったこともあり、上りに入ってしばらくまで先頭を牽いていた。
平坦から上りに切り替わると、それまでの速度がだんだんと失われていく。それが嫌でつい想定以上に踏んでしまいがちになるが、今回は速度はおかまいなしで、とにかく出力を保つのを意識するはずだった。それでもツライのには変わりないので必死に耐えながらw。平坦では200W〜220Wあたりをキープしていたが、上りに入ってからは250W〜270Wくらいを意識(のはずだった)。しかしそれもしばらくすると、徐々に上がり、300W程度で上ることになった。そして耐えきれなくなる少し前、チョットだけ余裕を残して先頭交代を要求した。そのまま最後尾あたりまで下がるはずだったが、3人ほど下がったところで中切れ気味になっていたので、そこに落ち着いた。
その後もペースが落ちることなく先頭が牽いてくれるのに任せてついていった。
しばらくしたら耐えられなくなって千切れちゃうだろうな、そう思いながら。ところが、脚はまだ残ってて、最終的には上りきるまでついていくことができた。それも余裕を残しながら。そのことに自分自身で驚いた。これは、減量の効果なのではないか、と。その後も福山到着までにあるちょっとした上りでもそんなにペースを落とすことなく走りきることができた。ダンシングも休みながらのダンシングで長い時間走ることができていた。
明らかに違う。
体重にして、春先から約10kg強の減。そして感覚が残っている最近の体重(1ヶ月半くらい前)から約5kgの減。上りを走った感覚は全く違っていた。
が、そのあたりはまた後ほどまとめて書く。
その後、一度道の駅で休憩を入れ、あとはちゅう吉まで一気に下り降りた。そこから自宅まで10kmほどあるが、この間はリカバリーライドを徹底し、今回のライドを締めくくった。
この日のライドは、上りでの減量の効果を感じることができるライドとなった。以下にその辺りは点をまとめてみる。
【減量の効果】
・速度維持が楽(特に上りで)
・加速が少ない力でできる
・ダンシングが劇的に楽になった(直接自分の体重を持ち上げることになるため?)
一方でデメリットも・・・
【減量のデメリット】
・多分出力では全体的に下がっていると思われる(からだをならしていこう)
・固い椅子に座った時にケツが痛い(自転車とはあまり関係ないかな)
こんな感じ。
重い時からすれば、重い自転車一台分、1ヶ月半前からすれば超軽量バイク一台分くらいの違い。それらを背負って走っていたのかと思うと、、、もう、体重戻したくないな、とヒシヒシと感じる。。。